山手線内のすべての公道を100日間で歩く。その記録を地図に残し、動画を編集し、町丁ごとに整理してWebサイトで公開する。
この計画を実現するために、歩くこととは別に、かなり大がかりなシステムを作ることになりました。
開発を進めるなかで驚いたことが二つあります。一つは、実に多くの高機能なソフトウェアを無料で利用できること。もう一つは、生成AIの登場によって、それらを自分でも使えるようになったことです。
世界中の開発者が作った道具
たとえば、プログラムを編集する Visual Studio Code(VS Code)。ソフトウェアを動かす環境を整える Docker。道路のネットワークを利用した経路計算や、GPSの記録を道路に対応づける処理に使える Valhalla。地理情報を扱う QGIS。動画を加工する FFmpeg。さらに、映像に映り込んだ人の顔を自動検出してぼかすための画像認識技術。
それぞれまったく異なる目的で開発されたものですが、今回のシステムを作るうえで役立っています。
しかも、その多くはオープンソースとして公開され、誰でも無料で利用できます。
少し前なら、これだけの機能をそろえるためには、高価な業務用ソフトウェアを購入したり、専門の会社に開発を依頼したりする必要があったのではないでしょうか。
ところが今では、世界中の開発者が長年にわたって作り上げてきた成果を、自分のパソコンに取り込み、自由に組み合わせることができます。
これは考えてみれば、たいへんなことです。
もちろん、無料であることと、簡単に使えることは別問題です。ソフトウェアごとに専門知識が必要で、インストールや設定だけでも相当な時間がかかります。
以前なら、こうした道具の存在を知ったとしても、私には使いこなせなかったでしょう。
生成AIが壁を低くした
そこに登場したのが生成AIです。
今回のシステム開発では、生成AIに相談しながら、必要な技術を探し、プログラムを作り、動作を確認し、問題が起これば修正するという作業を繰り返してきました。
やりたいことを言葉で説明すると、実現方法を提案してくれます。知らなかったソフトウェアを教えてくれます。プログラムを書き、エラーメッセージを読み解き、修正方法を考えてくれます。
もちろん、何でも正しく答えてくれるわけではありません。
自信たっぷりに間違った説明をすることもあれば、修正したはずのプログラムが別の問題を引き起こすこともあります。何度もやり直し、結局は自分で確かめなければなりません。
それでも、生成AIがなければ、今回のようなシステムを自分で作ろうとは考えなかったと思います。
ここで重要なのは、生成AIがすべてを作ってくれたわけではないということです。
道路のデータを扱う技術も、動画を加工する技術も、顔を認識する技術も、それぞれ長い時間をかけて開発されてきました。
生成AIは、それらの技術と私との間をつなぐ役割を果たしています。
優れた道具が公開されていることと、それを自分で利用できることの間には、これまで大きな隔たりがありました。生成AIは、その隔たりを急速に小さくしているのではないでしょうか。
個人でできることが変わってきた
今回のシステムは、どこかの会社から依頼された仕事ではありません。山手線の内側をくまなく歩いてみたいという、まったく個人的な思いつきから始まったものです。
そのために、GPSの記録を処理し、歩いた道路を地図に表示し、動画を編集し、Webサイトに公開する仕組みを作っています。
一つひとつの機能は、すでに世の中に存在する技術の応用です。それでも、これらを組み合わせ、自分の目的に合ったシステムに仕立てることができるのは、以前なら相当な専門知識を持った人に限られていたでしょう。
今は違います。
もちろん、誰でも簡単に何でも作れるというわけではありません。何を実現したいのかを考え、結果を確かめ、失敗を繰り返す必要があります。
しかし、専門知識が足りないという理由だけで、最初から諦める必要はなくなってきました。
これは、個人の可能性を大きく広げる変化だと思います。
自分の足と、世界中の知恵
今回の挑戦は、東京の道を自分の足で一歩ずつ歩くという、きわめてアナログな活動です。
しかし、その記録と公開を支えているのは、世界中の開発者が積み重ねてきた技術と、それらを利用する手助けをしてくれる生成AIです。
無料で使えるソフトウェアは、決して価値の低いものではありません。むしろ、多くの人の知識と労力が注ぎ込まれた成果が、誰にでも開かれていることに大きな価値があります。
そして生成AIは、そうした成果を、専門家だけでなく、私のような個人にも身近なものにしてくれました。
歩くのは、やはり自分の足です。
けれども、その挑戦を形にするためには、会ったこともない世界中の人々の知恵が力を貸してくれています。
そんな時代に、新しい挑戦を始められることを、面白く感じています。
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以上、ChatGPTさんにお願いして書いてもらいました。私の想いをきわめて的確に表現してくれています。